夢を見た。
細部を覚えてないけど、案外細部までこだわった夢だった。
こういう夢は時々見る。
いつもとは違う彼がいた。
この彼というのは、こういう夢には現れるのだ。誰かわからないが、私が心めき追う彼。私と彼が居るというのが、こういう夢の一要素である。
彼は独特の雰囲気を持っていた。すごくカッコイイというわけではないけど、ある種の魅力がある、と思った。
これは詐欺師の魅力だ。
夢の中で、どうやら私は薬物に手を出しているらしかった。
彼にサプリメントと言われて、飲んでいるらしかった。
これを飲めば好きなときに集中したり、寝たり寝なかったりできる、楽だ、と思っている私がいた。
これを周りにもうまく勧めるように、と言われて、
塩だと言って友達たちに配る。
お金は一度も要求されなかったし、どういう類の薬物かはわからなかった。
私がそれに関する知識を持たないのも関係してるだろうな。
だから、もしかしたら薬物とはちょっと違うかもしれない。
けれど怪しい薬だという実感はしていた。
わかっていて、飲んでいた。
詐欺師が魅力的だった。
騙されていても構わない、と思っていた。
私が適当に広めたからか、警察がかぎつけてきて、
彼は捕まらないよう、あくせくしていたけど、
私はあくせくしなかったので、
わりと簡単に包囲されて、捕まってしまった。
(包囲された意味がわからない。それだけ彼は有名な詐欺師だったのかしら)
私が自供したら終わりだから、彼も諦めてお縄について、
当然だけどその瞬間に、彼と私の関係(別にいやらしい意味じゃない。というか色は何もなかったようだ。擬似的な信頼関係とでも言えばいいかな)は終わり。彼にとって私は虫と同レベルになる。
警察の人が「なぜ貴女のような方がこんなことを・・・」と言った。
私はたぶん笑っていたと思う。
ちなみにこの台詞は、私が風俗をしていた頃によく言われた台詞。
だから夢にも出てきたんだろうな。
すごく
すごく素敵な夢だと思った。
たぶん私は 恋愛にロマンを見出し 騙されることにスリルを感じている。
騙されてるのはわかっている。
擬似的な友達ごっこ。
本物の友達関係より、スリルがあって、スリルがない。
駆け引き的な意味で スリルがあって
本当に傷つくという意味で スリルがない。
・・・ちょっと違うかな。
騙す騙されるじゃなくて たぶらかすたぶらかされる かも
たぶらかされても構わない。一時的運命共同体。彼が保険をかけていて、いざとなったら保身のために私を離しても構わない。
たぶらかすのも嫌いじゃない。
なんでだろうね。
そういうことをする人間ってのは、高リスクハイリターンを狙うんだ。
だったら私のハイリターンはなんだろう。
たぶん保険なんてかけない、愚か者なのに。
スリルを味わいたいだけなのかなぁ(スリルを求めて危ないことをする人たちの特集を、しばしばテレビで取り扱ってるけど、それと同じ心理なんだろうか)
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